こんにちは!ポケワニです。
このブログでは、自分の体験したこと、サービス、購入品などの感想や体験談を書いています。
簡単に言ったら雑記みたいな感じになってしまいますが…
少しでも私の体験がお役に立てばうれしいです。
今日は、私が昔体験したワーホリ(オーストラリア)の学校について書いていきます。
はじめに:マッサージスクール選択の理由
ワーキングホリデーで学校に通うと言えば、多くの人が「語学学校」を思い浮かべるでしょう。でも私が選んだのはマッサージスクールでした。
語学学校で「勉強のための英語」を学ぶより、「実技を通じて使える英語」を身につけたいと考えていました。
- 手に職をつけたかった – 帰国後も使える技術を身につけたい
- 英語+専門技術 – 語学だけでなく実践的なスキルを習得
- オーストラリアならでは – マッサージ大国での本格的な技術習得
- 就職に有利 – 資格があれば現地での仕事探しが楽になる
- もともと興味がある分野 – 人の本来持っている力を生かすことに興味があった
- ワーホリ生向けのコースがある – あるって知ったときはかなり喜んだ
オーストラリアのマッサージ業界:なぜここで学ぶのか
特にオーストラリアじゃないといけないというわけではなかったけれど、調べれば調べるほど学校に行きたい!って思えるようになりました。
国家資格制度の充実
- 政府認定の教育機関で学べば資格取得できる
- 日本よりも体系的で実践的なカリキュラム
- 卒業後は正式なセラピストとして働ける
多様な技術の習得機会
- スウェディッシュマッサージ
- ディープティシューマッサージ
- リンパドレナージュ
- スポーツマッサージ
- アロマセラピー(私の受講したコースはCertificate Ⅳ in Aromatherapy)
働く環境の豊富さ
- スパ・リゾート
- スポーツクラブ
- 医療機関
- 個人開業
入学テスト:予想外の英語力チェック
入学には最低限の英語力が必要でした。
内容ははっきり覚えていないけど、筆記テストと、インタビューがあったと記憶しています。
結果 無事合格!
私の通ってた学校のサイトを見ると、今はコースごとにちゃんと英語力の条件が書かれてました。
こんな感じ↓
- IELTS (Academic) 6.0 or equivalent
- IELTS (Academic) 5.5 with 10 weeks English language course
- IELTS (Academic) 5.0 with 20 weeks English language course
授業開始:予想を超える濃密な6ヶ月
初日の衝撃
クラスメートの多様性
- オーストラリア人
- フランス人
- 韓国人
- 日本人
授業の本格さ 分厚いアナトミーの本を渡され、授業が始まる:
- 1日9時~16時の授業
- 解剖学の専門書(全て英語)
- たまに体の不思議からスピリチュアルな話に脱線することも
カリキュラムの構成
理論授業
- 解剖学・生理学:筋肉、骨格、循環器系の詳細
- 病理学:一般的な疾患と禁忌事項
- フィジカルアセスメント:問診による身体評価
実技授業
- 基本手技の習得
- 様々なマッサージ技法の実践
- クラスメート同士での相互練習
最も苦労した「専門英語の壁」
解剖学用語の暗記
- 筋肉名をすべて暗記(もちろんテストにがっつり出た)
- Trapezius(僧帽筋)、Latissimus dorsi(広背筋)など、ラテン語由来の筋肉名
授業エピソード

茶目っ気満点!違うクラスの人が私たちのクラスにこんないたずらを…↑
クラスでは、いつも質問が飛び交っていて、とってもフランクな授業でした。
でもさっきまでふざけていても、ちゃんとやるときはやる。アメリカでもそうだったけど、そういうメリハリがはっきりしています。
先生のお話も終始興味を引き付けてくれるし(自分の学びたかった分野なのかもしれないけど)、とにかく充実の毎日でした。
初めてのお客様実習 コース後半では実際のお客様にマッサージを行うスチューデントクリニックがありました。力加減や満足度は人それぞれだということをリアルに実感できて本当に良かったと思ってます。
- リアル評価で身につけた自信を何度か喪失
- 老若男女問わずなので力加減がそれぞれ変わる
- 最後にこちらが評価されるのでドキドキ
- ちょっと押すだけで痛がるので文字通りなでるだけで終わったおばあちゃん
- でも「ありがとう」の一言で報われる感動
マッサージスクールならではの貴重な体験
文化の違いを肌で感じた瞬間
ボディイメージの違い
- オーストラリア人の自然体な体への向き合い方
- 年齢や体型に関係なく自分を大切にする姿勢
- 「美しさ」の基準の多様性
セラピストという職業への尊敬
- 日本より地位が高いセラピストという職業
- 医療の一環として認識されるマッサージ
- プロフェッショナルとしての誇り
卒業後の展開:資格が開いた新たな扉
現地での就職活動
資格取得後、実際にマッサージセラピストとして働く機会を得ました。
当時はどこも人手不足ですぐ雇ってもらえました。
職探しだけじゃなく、マッサージ業界はいろいろありまして…
最初のところはすぐ辞めました。
最終的な勤務先は、宝石屋さんに併設されたマッサージ店。
新しくできたマッサージ店ということもあり、オーナーとマッサージ娘たちで毎日試行錯誤。
充実した毎日を送ることができました。
まとめ:マッサージスクールを選んで本当に良かった
この選択がもたらしたもの
技術面
- 一生使える専門技術(←私の場合は古傷のせいでリタイヤしたけど)
- 国際的に通用する資格
キャリア面
- 就職活動での差別化
- 副業・開業の選択肢
- 人生の新たな可能性
何よりも、お客様からの「ありがとう」が直接もらえる仕事ってとっても貴重だなと思っています。
これから挑戦する人へのアドバイス
学校選びで大切なこと
外国で生活する!も立派な目標だと思います。ただ、そのあとどうするか?も考えて学校選びをすると、いろんな可能性が広がり、一度だけのワーホリ生活をもっと充実させることができると思います。
語学力の向上だけでいいのか、専門技術も身につけたいのか、帰国後のキャリアにどう活かせるのか、大概の人はこの未来のイメージがないとワーホリから帰ってきたとき何もなくなってしまうと思います。現に私からマッサージがなくなったとき、路頭に迷いました。
英語力について
- 英語の制約はあるものの完璧である必要はない(生徒同士で助け合ってました)
- やる気と向上心が最重要
- 専門分野なら集中して学習できる
覚悟について
- 語学学校より確実にハード
- でもその分得られるものも大きい
- 挑戦する価値は十分にある
ワーキングホリデーは一度きりの貴重な機会。「普通じゃない」選択肢も含めて、自分にとって最も価値のある学び方を見つけてください。
私の場合、マッサージスクールという選択は人生を変える体験となりました。技術、英語、人間関係、そして何より「挑戦する勇気」を与えてくれた6ヶ月間。あの時の決断を、今でも心から誇りに思っています。
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