ワーホリでマッサージの仕事に就いた話

ワーホリ(オーストラリア)
UnsplashAle Romoが撮影した写真

こんにちは!ポケワニです!

このブログは、簡単に言ったら雑記ブログかな?私が実際に体験したこと、使ってみたサービス、買ってよかったもの(たまに微妙だったものも)などをレビューしています。

自分の体験が少しでもお役に立てばいいなと思って書いているので、気軽に読んでもらえると嬉しいです。

さて今日は、オーストラリアでのマッサージスクールを卒業してからのお話。
オーストラリアのスクールでのお話はこちら

最後まで読んでもらえると嬉しいな(*^^*)

スクールを卒業して資格も取得、いよいよマッサージセラピストとしてお仕事開始!…のはずだったんだけど、これがなかなか一筋縄ではいかなかった話。

最初の職場:怪しい中国系マッサージ店

マンションの下のスペースで営業している中国人オーナーのマッサージ店に連絡してみた。すると、面接もそこそこにすぐ雇ってもらえることに。「え、こんなに簡単に?」と思いながらも、仕事が見つかってひと安心。

初日、オーナーから渡されたユニフォームが可愛いピンクのナースのようなワンピース。「あれ?普通のマッサージ店ってこんな格好だっけ?」とちょっと違和感を感じながらも、まあいいかと仕事を開始。

最初のお客さんは普通に施術したんだけど、なんだか不満そうな表情。「あれ、技術がダメだったのかな?」と心配していたら、次に来たお客さんが

「ハッピーエンディング」

なるマッサージを要求してきたんです。

「やっぱりな…」

直感で感じていた違和感が的中。ハッピーエンディングっていうのは、要するに性的なサービスを含むマッサージのこと。でも私はプロのマッサージセラピストとして真面目に仕事をしているので、きっぱりとお断りしましたよ。

オーナーにこの件を報告すると、「そういうのはダメ」と言ってくれたので信じて仕事を続けました。でも結局、その店はそういう目的で来る男性客がほとんどだったんです。毎回嫌な思いをするようになって、結局辞めることにしました。

再び無職…そして新たなチャンス

またしても無職に逆戻り。「どうしよう…」と途方に暮れていたところ、近所でマッサージ店を新規オープンするからスタッフを募集しているという情報をキャッチ。

でも一度嫌な思いをしているので、今度は慎重に。面接に行ってみると、オーナーはオーストラリア人のおじさんで、奥さんはフィリピン人。話してみると人の良さそうなマッサージ好きなオジサンだったので、今度は安心してエントリーすることにしました。

多国籍チーム結成

そこに集まったのは、ブラジル人、韓国人、そして私の三人娘。カフェも併設していて、本当にリラックスできるような雰囲気の素敵なお店に仕上がりました。

オーナーは元々宝石を掘って売っていた事業家でした。その事業がうまくいって豪邸に住んでいるという、なかなかのお金持ちです。そんなオーナーは何でも決断が早くて、思い立ったらすぐ行動するタイプ。でもうまくいかずに毎回チャレンジする様子をいつも微笑ましく見ていました。

まさかの広告トラブル

お店の宣伝のために新聞に広告を出すことになったんですが、オーナーの思いつきで「Nice Asian Massage」という文言で広告を掲載。

これがまた災いして、またしてもハッピーエンディングを求める男どもが電話で問い合わせてくる始末(笑)。

「もう、なんで『Asian Massage』って言葉だけでそういう意味に取られちゃうの?!」と頭を抱えつつも、今度は健全な店だから毎回三人娘でうまいこと電話対応してました。電話でそういう問い合わせが来たら、きっぱりと「うちはそういうお店ではありません」とお断りしていました。

試行錯誤の日々

そんなこんなで、広告での失敗を何度か繰り返すことに。オーナーは決断が早いから、「今度はこの文言で!」「次はこっちのキャッチコピーで!」と次々と新しい広告を試すんですが
…なぜかいつも微妙に誤解を招く結果に(笑)。

でもめげずに、私たち三人娘とオーナー夫妻でお店を少しずつ盛り上げていきました。ブラジル人の子は明るくてエネルギッシュ、韓国人の子は丁寧で技術も上手、私は…まあ、日本人らしく真面目に(笑)。それぞれの個性を活かしながら、徐々に常連のお客さんも増えていきました。

カフェスペースでお客さんとおしゃべりしたりと本当にアットホームな雰囲気。最初はぎこちなかった多国籍チームも、だんだんお互いの文化を理解し合いながら、家族みたいになっていきました。

最後まで働き続けた思い出の職場

真面目にマッサージの仕事をしたいだけなのに、なぜこんなに誤解されやすい業界なのか…と最初は困惑したけれど、この素敵なチームに出会えて本当によかったと今は思ってます。結局、オーストラリアを離れる直前まで、ずっとここで働き続けることになりました。

お別れの日は、みんなで泣きながらハグ。オーナーも奥さんも、一緒に働いた仲間たちも、私にとって大切な家族になっていました。広告の失敗も、今となっては笑い話。でも何より、本当のプロフェッショナルなマッサージセラピストとして成長できた、かけがえのない経験だったと思ってます。

多国籍チームで頑張った日々は、今でも私の宝物です!

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