忘れられないホストマザーの話

ワーホリ(オーストラリア)

こんにちは!ポケワニです!

このブログは、簡単に言ったら雑記ブログかな?私が実際に体験したこと、使ってみたサービス、買ってよかったもの(たまに微妙だったものも)などをレビューしています。

自分の体験が少しでもお役に立てばいいなと思って書いているので、気軽に読んでもらえると嬉しいです。

さて、今日はワーホリ時代の人間関係についてです。今回はオーストラリアに到着してから最後までお世話になったホストママのお話をします。

この人は本当にユニークな人でした。60歳を過ぎた独身女性で年金暮らしをしていて、とにかくエネルギッシュで破天荒。でも今振り返ると、人生で一番印象深い人に出会えたなと思います。

最初は正直怖かった

初めて会った時は、正直ちょっと怖い印象でした。なんというかゲンガーみたいなオーラがあって、「この人と一緒に暮らしていけるかな」と不安になったんです。でも実際に生活してみると、確かに破天荒だけど、とても面白くて愛すべき人でした。その辺もゲンガーなのか?ゲンガーあんまり知らないけども…

↑ママと初めて連れて行ってもらったところ
(真ん中の線がニューサウスウェールズとクイーンズランドの中間)

数々の武勇伝

この人の武勇伝は本当にすごくて、数え切れないほどあります。一番印象的だったのは、隣の車の話。隣人がいつも彼女の芝生に無断駐車するんだそうで、何度注意しても直らない。それでついに我慢の限界が来て、夜中にタイヤに穴を開けてやったって平気で話すんです。「それって犯罪じゃない?」って聞いたら、「だって何回言っても聞かないんだもの」って。いや、そういう問題じゃないでしょって思ったけども笑

家の中もなかなかすごくて、至る所に卑猥な置物が飾ってあるんです。リビングにもキッチンにも、とにかくそういう系の置物がずらり。最初気づいたとき見事な二度見をしたものです。

あと口が悪い。常にFワードを連発していて、最初はびっくりしたけど、彼女にとってはほぼ挨拶笑

慣れると全然気にならなくなりました。

酔っ払うと手がつけられない

お酒を飲むと本当に収拾がつかなくなる人でした。私の卒業式の帰りに一緒に飲みに行った時も、途中でいなくなってしまって。心配で探し回ったけど、私たちが入れないところに行っちゃって…(確かクラブとかだったような…私たち日本人は身分証がないと入れないところです。)朝一番に電話をかけたら「あー、朝ベッドで起きたから大丈夫よ」って何事もなかったように言うのです。安心ポイントはそこなのかなー?笑

でも根っこはとても優しい

こんな感じでとんでもない人なんですが、困った時には必ず助けてくれました。毎日美味しい手料理を作ってくれるし、体調を崩した時は薬を買ってきてくれる。高齢のお母さんの愚痴は言うけれど、ちゃんと面倒を見ているんです。

「あの人ったら〜」なんて文句を言いながらも、お母さんの病院にいつも通う姿を見て、ああこの人は根っこの部分がとても優しいんだなと思いました。

毎晩のドラマ鑑賞が日課

毎晩一緒にテレビドラマを見るのが日課でした。最初は早く感じていた英語も、

時々「あの人バカよね〜」とか解説してくれるので、だんだん理解できるようになって。気がついたら英語力が飛躍的に上がっていました。本当にありがたかったです。

パーティー好きで社交的

この人、パーティーが大好きで本当に社交的でした。月に1回くらいのペースで家でパーティーを開いていて、「誰でも呼んでいいのよ」と言ってくれるので、学校の友達を呼んだこともありました。そんな時、彼女が手作りしてくれるパッションフルーツケーキが本当に美味しくて、甘酸っぱい味がクセになって、パーティーの度にいつも楽しみにしていました。

私が後で住むことになったシェアハウスのオーナーが開いたバーベキューパーティーにも普通に参加して、みんなとワイワイ楽しんでいました。今でもその時の友達と交流があるそうです。60歳を過ぎてこの社交性、本当にすごいなと思います。

たしかChristmas in julyのパーティ↑

日本の母には言えない真実

日本にいる母親には、ホストマザーのことを「とても良い人で、毎日美味しいご飯を作ってくれて、困った時には助けてくれる優しい人」とかなりオブラートに包んで伝えていました。まあ、嘘ではないんですが、タイヤパンク事件や卒業式の夜の行方不明事件なんて絶対に言えません笑

もし母が全てを知ったら、きっと心配で夜も眠れなくなってしまうでしょう。

正直なところ、この人を日本の母親に実際に会わせるのは無理だなと思っていました。文化の違いを超えて、あまりにもキャラクターが濃すぎて、きっと母はびっくりしてしまうと思います笑

最高に面白い人でした

危なっかしくて、時々「この人大丈夫かな」って心配になることもあったけれど、絶対に憎めない人でした。毎日何が起こるか分からなくて、退屈な日は一日もありませんでした。

今思えば、この人に出会えて本当にラッキーでした。こんなにキャラクターの濃い人には、もう二度と出会えないと思います。ワーホリの思い出の中で、このホストマザーとの日々は間違いなく一番の宝物です。

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