ワーキングホリデー(ワーホリ)に行きたいけれど、資金準備が大変…そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。私も同じ悩みを抱えていた一人でした。
今回は、実際に私がワーホリ資金を貯めた方法と、その中でも特に印象深かったリゾートバイトでの体験談を詳しくお伝えします。良い面だけでなく、正直なところ「きつかった」部分についても包み隠さずシェアします。リゾートバイトを検討中の方の参考になれば嬉しいです。
私のワーホリ資金準備の流れ
まず、私は正規雇用で4年間働き、退職後オペアプログラムで渡米、帰国後少し働いてワーホリという流れで海外生活を送っていました。
オペアではそこまで自分の持っているお金を使うことはなかったので、4年間働いたお金はほぼワーホリで使用したという前提で書きます。
オペアプログラムについては、追々書いていきたいと思っています♪
(意外とオペアプログラムのブログってないんですよね。私の体験は結構昔になるけど、お役に立てればうれしいな♪)
正規雇用4年間での資金準備の現実
まず、私は高校卒業後に正規雇用で4年間働きました。4年間もあれば十分にワーホリ資金は貯められたはずなんですが、若かった私は計画性が甘くて、結構お金を使っちゃってて・・・あまり貯金ができていませんでした。
で、退職後に現実の厳しさを痛感することになるんです。
退職後の予想外の出費
働いているうちは会社が負担してくれていた健康保険料や住民税などが、退職後は全額自己負担になるんですよね。私の場合、せっかく貯めたお金が翌年の健康保険料や税金でかなり飛んでいきました。
これからワーホリを目指して働く人には、ぜひお金の勉強もしておくことを強くおすすめします。退職後の保険・税金の仕組み、失業保険の条件など、ちょっと脱線しちゃいますが、こうしたお金の知識って生きている間ずっと使える超重要な知識なんです。
ホテルチェーンでの勤務とその限界
税金等で貯蓄がほとんど無くなった私は、某大手ホテルチェーンで働くことにしました。配属されたのはハウスキーピング部門だったんですが、残念ながら思うように稼げませんでした。
幸い、夜間のレセプション業務にも声をかけてもらって、少しは収入をアップさせることができましたが、それでもワーホリ資金を効率的に貯めるにはペースが遅すぎました。
リゾートバイトという選択
もう少しペースを上げて稼ぎたいと考えた時に、リゾートバイトという選択肢を検討することにしました。リゾートバイトを選んだ理由はこんな感じです
- 短期間で集中的に稼げる
- 食費・宿泊費が浮く
- 普段行けない場所で働ける

リゾートバイトサイトの利用体験
サイト選びから応募まで
リゾートバイト先は、インターネットのリゾートバイト専門サイトから探しました。複数のサイトを比較検討した結果、求人数が多くて、サポート体制がしっかりしているサイトを選択しました。
応募から採用までの流れはスムーズで、担当者の方が丁寧に対応してくださいました。
充実したサポート体制
選んだリゾートバイトサイトの良かった点は、手配から配属後のフォローまで一貫してサポートしてくれたことです。
正直なところ、どんな具体的な手続きをしてもらったかは詳細には覚えていないんですが、応募から配属、そして配属後まで様々な面でサポートしてもらいました。困ったことがあれば相談できる体制が整っていたのは心強かったです。
配属先:旅館での勤務体験
勤務スケジュールと環境
配属されたのは温泉地にある旅館でした。勤務スケジュールは正確には覚えていないので時間は違うかもしれないんですが、こんな感じの流れだったと思います:
- 5:00早朝出勤
配膳作業など、朝食準備をしてお客さまを案内する。
- 10:00中休み
お昼ご飯をもらって寮にもどる。完全自分時間。この時間に昼寝などする。
- 14:00仕事再開
部屋の確認、チェックインの案内、夕食配膳、食器洗い、布団敷
- 19:00~22:00仕事終了
夕飯もらって寮へ戻る
生活環境
- 個室完備:プライベート空間が確保されていました
- 食事付き:朝昼夕の3食が提供されて、食費を気にする必要なし
- 休日の自由度:お休みの日は周辺散策や観光を楽しめました
観光も楽しめる立地
今まで行ったことのない場所だったので、休日には周辺を散策したり、地元の観光スポットを訪れたりと、働きながら旅行気分も味わえました。これはリゾートバイトならではの魅力だと思います。

リゾートバイトのメリット・デメリット
メリット
経済面
- 短期間で集中的に稼げる
- 食費・宿泊費がかからないため貯蓄しやすい
- 生活費を抑えながら収入を得られる
体験面
- 新しい土地で働ける
- 観光地での生活体験(これはホントにいい体験だと思う!)
- 普段できない仕事を経験できる(仕事の裏側を見ることができて社会勉強になった)
- 全国から集まる様々な人との出会い(私は沖縄の子と仲良くなった)
- あわよくば同じワーホリを夢見ている人との出会いもあるかも
生活面
- 個室が提供される場合が多い
- 食事の心配をしなくて良い
- 短期間なので気軽にチャレンジできる
デメリット(正直な体験談)
人間関係の難しさ
リゾートバイト最大の課題は人間関係でした。私の場合、特にこんな点で苦労しました:
- 教育体制の問題:教育担当のオバチャンが不在の時、他のスタッフに仕事を教えてもらおうとしても教えてもらえませんでした。理由はよくわからないんですが、他の仲居さんによると「勝手に教えちゃダメなんだ」とのことでした
- 板挟み状態:誰も教えてくれないので一人で突っ立っているのも気まずくて、見よう見まねで動いてみると「勝手なことをするな」と怒られる始末でした
- 厳しいスタッフとの関係:特にキツい性格の仲居さんが一人いて、その方とリゾートバイトの子が口論になっている場面も目撃しました
- 新人への風当たり:リゾートバイトの短期スタッフに対する風当たりが強くて、精神的にきつい場面が多々ありました
体調管理の困難さ
スケジュール的にも厳しい面がありました:
- 長時間労働:早朝出社+夜遅い終業で実質的な労働時間が長い
- 休憩時間の活用の難しさ:中休みの時間はしっかりとあったんですが、私自身が昼寝をしようと思うと寝れない人間のため、その時間に十分体を休めることができませんでした
- 体調不良の増加:朝早く夜遅いスケジュールが続いて、眠れない日々が続き、体調を崩すことが増えていきました
そのほか
- 職場から寮の道のりに難あり:道が細い、人気がないため夜道が不安な場所でした。
- 虫がたくさんいる:人里離れた自然豊かな場所にあるので、見たことがないくらいでかい虫に何度か出くわしました。(寮の中も同じく…殺虫剤必要かも)
- 市街地から離れている:交通の便も悪く、結構市街地まで出るのは結構大変だった
途中退職を決断した理由
結果的に、私は契約期間を全うせずに途中で退職することになりました。
決断の理由
- 体調管理の限界:毎日の長時間労働で体調を崩すことが増えた
- 個人的な体質との不適合:昼寝ができないタイプのため、中休み時間に十分な疲労回復ができなかった。それに加え、虫が発生する部屋でなかなか寝付けなくなった
- 精神的なストレス:人間関係のストレスが想像以上に大きかった
途中で辞めることになったのは残念でしたが、体調を最優先に考えた結果です。
今思えば、辞める前にもっとエージェントに相談すればよかったというのが一番の後悔ポイントです。当時の私は「雇用主の問題点を言ってはいけない」と思い込んでいたため、職場での困りごとを相談できずにいました。
リゾートバイトを成功させるための注意点
私の体験を踏まえて、リゾートバイトを検討している方へのアドバイスです:
事前確認すべきポイント
- 勤務スケジュールの詳細(実際の労働時間、休憩時間の質)
- 職場の雰囲気(可能な範囲で事前に確認)
- 教育体制(新人への指導方法、サポート体制)
- 住環境の詳細(個室か相部屋か、設備など)
- 市街地までの交通の便(市街地まで遠くても交通の便が良ければ何とかなる)
心構え
- 短期間だからこそ我慢という考えは危険
- 体調管理を最優先に考える
- エージェントへの相談を躊躇しない:職場での問題点も遠慮なく相談を
- 合わないと感じたら早めの相談を
- 完走できなくても自分を責めない
まとめ:ワーホリ資金準備の現実
リゾートバイトは確かにワーホリ資金を効率的に貯める方法の一つです。食費・住居費が浮いて、短期間で集中的に稼げるのは大きなメリットです。
でも、人間関係や労働環境については事前に想像していた以上に厳しい現実もありました。私のように途中で辞めることになっても、それは決して失敗ではありません。自分の体調と精神的な健康を最優先に考えることが大切です。
ワーホリ資金準備のポイント
- 複数の手段を組み合わせる
- リゾートバイトだけに頼らない計画を立てる
- 無理をしすぎず、持続可能な方法を選ぶ
これからワーホリを目指す皆さんには、様々な選択肢を検討しながら、自分に合った資金準備の方法を見つけてもらえればと思います。私の体験が少しでも参考になれば嬉しいです。
この記事は実体験に基づいて書かれています。リゾートバイトの環境は配属先によって大きく異なりますので、事前の確認と準備を十分に行ってください。

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若い人ならこのやり方も結構稼げるかもしれないですよ♡
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